寝落ち通話をしていると、相手のいびきが聞こえてきて「これって切っていいのかな?」と悩んだり、
通話中に仕事や家族からの急な連絡が入って通話を切断したときに「折り返し電話かかってくるかも?」など、相手に気遣いしてしまうこともありますよね。
そんな時は、寝落ち通話をするときに互いに独自のルールを決めておくとトラブル回避に繋がります。
早速、独自ルールの例とメリットとデメリットを見ていきましょう。
寝落ち通話の独自ルールの例
⑴電話を切るタイミングを決めておく
寝落ち通話や夜間の通話は、どちらか一方の都合に合わせて入眠が遅れると疲労が溜まります。
翌日の都合やその日の体調に合わせて通話を終えるタイミングを先に決めておいた方が安心です。
相手が先に寝てしまったときに「これって切っていいの?」と悩むうちに入眠時間が遅くなってしまったという実体験の教訓です。
⑵通話中に他の急な連絡が来たら通話を終了する
就寝前や就寝中に他所から連絡が来たら通話を終えることを事前に伝えておくことで電波が悪くて切断したと思った相手から再び電話がかかってくることを防げます。
⑶通話録音や画面撮影禁止
スクリーンショット(画面撮影)やスクリーンレコード(画面録画)などで通話やビデオ通話を保存されて流出すると風評被害が生じることがあります。
たとえ録音や撮影禁止と決めていても相手が自重してくれるとは限らないため嫌なことを要求されたらお断りしましょう。
無許可の撮影は肖像権に触れるおそれがあります。対象の性的姿態を無許可で撮影した場合には「性的姿態撮影等処罰法(撮影罪)」、撮影したものを拡散すると「送信罪」にあたります。
さらに、対象が未成年者の場合は「児童ポルノ禁止法(要求罪・製造罪・提供罪・所持罪・保管罪)」なども抵触します。
無断転載やリベンジポルノなどに悪用されることもあるため気をつけましょう。
関係性が悪くなったり、相手への興味が尽きると人の態度は変わりやすいです。都合がいいときにしか居ない人間は、都合が悪くなれば居なくなります。
10年後、20年後を想像して相手との関わり方を考える方が「嫌われたくないから相手に合わせてしまう」という今に囚われにくくなれるかもしれませんね。
⑷下ネタ禁止
下ネタが嫌いな人は、相手が変な期待をしないためにも伝えておくといいでしょう。
意識過剰と受け取られたくない場合は、相手から下ネタを言われたタイミングで苦手であることを伝えましょう。
寝るために通話している人にとっては下ネタを躱すだけで疲れてしまいます。これから気持ちを休めて眠りたいのに気疲れするのは本末転倒です。
内心では「寝るために寝落ち通話してるので下ネタ方向に持っていくのはやめて欲しい」という感じている方も多いのかもしれませんね。
⑸会話をしない寝息通話限定
これは、初めから寝ることに特化した会話をほぼしない寝落ち通話を指します。
会話をするのは通話の初めの数秒程度で「もしもし、あー、うん、これから寝る!おやすみ」の挨拶を済ませた後は無言です。
聞こえるものは相手の寝息やイビキ、緊急車両のサイレンくらいなため「寝息通話」と呼んでいます。
寝息が聞こえてくると一緒の空間で寝ているような感覚に安心してよく眠れる人も居られます。
独自ルールを作るデメリット
寝落ち通話を円滑に行うための独自ルールにも以下の短所があります。
⑴お互いのルールに縛られる
自分のルールだけでなく相手のルールにも縛られるため、生活リズムや性格傾向が合わない者同士でルールを敷くと噛み合わなくなります。
⑵ルールを決めても必ず守られる保証はない
例えば、通話の約束のドタキャン(土壇場でキャンセル)は、売買契約や賃貸契約のような法律行為でないため履行する義務はありません。
法的拘束力のない独自ルールを守るかどうかは、相手の性格に大きく左右されます。
時には、自分が相手のルールを守っているのに相手が自分のルールを守らないことに不満が積もることもあります。
守れないルールを作らない、守れない人に寝落ち通話を持ちかけないように注意が必要です。
⑶ルールを忘れる
時間が経つと自分のルールや相手のルールを忘れやすくなります。忘れても確認できるように電話帳やメモ帳に記載しておきましょう。
特に複数の寝落ち通話相手がいる場合は、お互いのルールを覚えきれなくなります。
⑷条件が多いと合う人が少なくなる
条件が多いということは、絞り込み検索のように条件に当てはまる人が減ります。
自分にとって譲れない最低限のルールに留めておく方が意見が衝突しにくいです。
⑸ルールが変わる
当初決めたルールから環境や価値観の変化によって噛み合わなくなることがあります。
ルールを固定すると融通が効きにくくなるため、その日ごとに通話の前に通話の条件を決めるの1つの方法です。