この記事は、寝落ち通話の特徴やメリット・デメリットと注意点をまとめています。
寝落ち通話とは何?
「寝落ち(ねおち)」の意味は、ねむりに落ちることです。
寝落ち通話とは、通話し放題プランに加入している携帯電話や通話料無料アプリ(LINE/Skype/カカオトーク/Discordなど)を利用して「寝つくまで通話してどちらかが寝たら通話を切る」、あるいは「眠っている間も継続する」の通話を指します。
特に10〜20代の利用者が多いとされ、約4割が寝落ち通話の経験者となっています。
・出典 SheepDog:質問:【10代・20代で恋人・パートナーがいる方対象】パートナーとの寝落ち通話の経験と頻度は?
モバイル通信で寝落ち通話するときは「パケット通信料」に要注意
注意点
・無料通話アプリの通話料金は無料ですが、モバイル通信で利用する場合はパケット通信料はかかります。
パケット通信し放題(パケ放題)を使用していない場合は、通信制限がかかったり、契約している通信量を超えるとパケット通信料が加算されて携帯代の請求額が高くなる場合があります。
・ビデオ通話(約300〜500MB/1時間)は、音声通話(約20〜40MB/1時間)の10〜15倍のモバイル通信量がかかる ※各通話アプリによって異なる
・Wi-Fi通信の場合は、パケット通信料はかかりません
寝落ち通話をする理由とメリット
・寝落ち通話にも使える⁉︎時間指定で通話を切断する方法
⑴好きな人の声や寝息を聞きたい
好きな相手(カップルやパートナー)の声や寝息を聞くと「落ち着く」、「癒される」、「明日への励みになる」などの理由から寝付くまで一緒に過ごす時間がかけがえのないコミュニケーションになっている。
⑵誰かを近くに感じないと不安で寝付けない
電話越しにパートナーや仲の良い友達の生活音や相手の寝息があることで安心して寝付きやすい。
真っ暗な部屋が苦手な人がいるように、人の気配がない状態が苦手だったり、不安を感じやすい性格器質の方もいます。
⑶寂しさを紛らわしたい
一人でいると孤独感や寂しさを感じて話し相手が欲しい。
⑷イケボや可愛い声を聞きたい
声フェチで自分にとってカッコイイ声、カワイイ声を聞くと癒されて安眠できる。
⑸話すことが好き
その日あったこと、最近あったことを聞いてくれる人と話したい。
聞き手が寝落ちしてしまって話を聞いていないことに機嫌を損う性格の場合は、寝落ち通話を控えておきましょう。
⑹話を聞いていると眠れる
他愛もない話を聞いていると、ラジオのように眠くなって寝付きやすい。
ただし、「何でもいいから何か話して?」と無茶ぶりされると「何でもいいが1番困る」と感じる人もいます。
「何か話して?」を繰り返していると、話し手の負担が増えて喧嘩の原因になることもあります。
⑺悩みごとや愚痴を発散したい
悩みごとや愚痴を聞いてもらうと寝付きやすい。
ストレスや悩み事が溜まっていると脳が覚醒して寝付きにくくなります。
自分の内から外に吐き出すことで一部、発散できることもありますが、重い話をし過ぎると聞き手にストレスが溜まるので相手への配慮も必要です。
⑻遠距離恋愛でなかなか会えないから
遠距離恋愛で会えないのでタイミングの合う夜に通話している。
⑼聞き役で自分を良く見せたい
話の聞き役として寝落ち通話に付き合っていると相手からの評価が上がったり、稀に恋仲に発展することもあります。
しかし、相手からの評価を得るために自分が眠いのに無理して話を合わせたり、相手が寝付くまで夜更かしを続けていると聞き手に限界がきます。
また、寝落ち通話で下心が透けていると相手に不快感を与えてしまいます。
寝落ち通話は危険⁉︎デメリットもある
※動画配信やYouTube動画などを付けっぱなしで寝た翌朝に疲労感を伴う体質の人は、寝落ち通話も避けておきましょう
相手が寝落ちしたら途中で切っていいの?
通話する前のメッセージや通話開始時に「寝落ちしたら切っていいか?」を決めておきましょう。
初めから伝えておくと、切断音などによって目を覚ました相手から再び電話がかかってきて「なんで切ったの?」と揉めることを避けられます。
寝落ちしているかの判断基準は?
相手が寝落ちしているかの判断基準としては以下のものが挙げられます。
通話を終える時に声かけは不要⁉︎
通常の通話では、通話を終える時に「おやすみ」や「また明日ね」などの挨拶しますが、
寝落ち通話は、寝ることを前提にしている通話なので寝付いた相手を起こさないためにも声かけは不要です。
通話はどちらかが寝付くまでと事前に決めている場合は、寝付くのが遅かった方が何も言わずに通話終了ボタンを押して通話を終えましょう。
入眠直後は、眠りが浅いため通話の切断音で目が覚めやすいので寝息が大きくなり始めたり、いびきが聞こえてから切る方が相手を起こしにくいです。
【寝る専】会話なしの寝息通話もある⁉︎
寝落ちした後も翌朝まで通話状態を継続する場合などは、入眠に専念するために会話を止めて寝息だけで過ごすこともあります。
この場合は、会話なしのタイミングや条件を打ち合わせておきましょう。
・初めから会話なしで入眠する
・どちらかがおやすみの挨拶をした後は会話なし
など
長期間、寝落ち通話のパートナーとなれる人は稀⁉︎
交際していたり、単身赴任の夫婦間であれば寝落ち通話を長期間続けている方も居られますが、環境や価値観が異なると初めは我慢できたものが長期的には許容できなくなりやすいです。
飽き、仕事、家庭などの理由から双方の都合が合わなくなると疎遠になります。
寝落ち通話の頻度は10〜20代前半が多い
時間の融通が利きやすい環境でないと寝落ち通話は難しいです。
特に寝落ち通話の頻度が高いのは、10代〜20代前半の利用者が多いとされています。
30代以降は寝落ち通話よりも1人で寝たい⁉︎
夫婦やパートナー以外でも寝落ち募集サイトやタグを検索すると、30代以降の利用者もヒットするので一部で需要があることが伺えます。
ただし、30代以降は20代よりも「1人で寝たい人」の割合が高いようです。
30代では「一人で寝たい」(35%)が最多で、次に「家族全員同じ部屋で寝たい」(20%)となりました。
ちなみに、「一人で寝たい」の回答率は40代で42%、50代で50%、60代で57%と年代が上がるにつれて増える結果に。
一方で、「パートナーと一緒に寝たい」の回答率は20代で22%、30代で19%、40代で18%まで減りますが、50代と60代ではともに25%と上昇しました。
出典:Daiwa House 年齢を重ねると「一人で寝たい派」が増加。就寝環境の悩み、最も多いのは…
パートナーや家族と離れて1人で寝たい理由
寝落ち通話の鉄則「無理して合わせない」
寝落ち通話も無理して引き受けると積もり積もって合わせきれなくなってきます。
断るのが苦手だったり、親切心から無理してしまうこともあり得ることですが、他者に親切にするなら自分にも親切であってください。
寝落ち通話を断って離れていく人は、自分が寝落ち通話する自己都合を優先しているので相手できなくなった時に離れていきます。
自然消滅や喧嘩別れをした時に時間や通話料金を費やしたことを後悔しないように自分が許容できる範囲に留めておきたいですね。
また、寝落ち相手とのトラブルを避けるためにも事前に話し合ってお互いの寝落ちルールをすり合わせて有意義な時間を築きましょう。