色恋沙汰には付き物な「駆け引き」。
恋愛に駆け引きは必要か否か
というテーマが横殴りのように脳裏を貫通した事に始まる戯言のようなものだけれど…
そもそも何故駆け引きをするのだろう?
振り返ってみると意識的にせよ、無意識にせよ。
・相手をコントロールしたい
・期待に対して都合いい反応が欲しい
・気を引きたい、かまわれたい、試したい
そういう風な心理が働いているのではなかろうか。
いざそれを指摘されると心地いいものではないけれど…
とはいえ、
駆け引きするくらいなストレートにぶっちゃけてしまうため、そこまで駆け引きをした事がないという人も一定数いるのではなかろうか。
(ある程度、素直で良いではないか!と一定数の内側にいる者としては思わなくもない)
そもそも肝心なこと言えずに駆け引きで長引いた挙句、我慢しすぎて余計にストレスを感じてしまうと激化しそうである。
「駆け引き上手は男女問わず、追われるものだ」
なんて事を恋愛テクニックなどで語られていそうではある。
(あぁ、だから追われないのか)
とボケてみても寒いもので、それ以前の問題かもしれないのだ。
そもそも素直人間と駆け引き人間の恋愛は上手く行きにくいのではなかろうか!という一案。
それは素直人間から見れば、自分は正直にぶつかっているのに対して駆け引きをされること自体が不満の源になりやすい。
(自分が正直だから相手もそうしてくれるだろうという「期待」を持ってしまうがために期待を裏切れたような感情を生むと言ったところだろうか)
それに対して、駆け引き人間からすれば、駆け引きに乗ってくれるであろうと「期待」しているが故に許容範囲の反応が得られなければ不満が募りやすくもなる。
ただ、おそらく駆け引きが良い悪いでもなく素直の良し悪しでもない。
むしろ自分の立場ばかり考えている駆け引きも、自分の立場を優先する素直さ、どちらも長続きはしにくいものなのだろう。
結局は相手の立場も考えた上での駆け引き、あるいは素直という態度を取れるかどうか、そしてそれが相手に通じているかどうかが要なのかもしれない。
その通じているかという意思疎通をしっかり行おうとするにあたって「素直さ」は必要という事である。
相手の気持ちを確かめるための駆け引きのはずが、うんざりされてしまう。というのは良くある話である。
もちろん不満を素直に打ち明けた故に大喧嘩というのも良くある話である。
ただ深みを望むならば、衝突も避けられないだろうし、いつまでも本音を偽り我慢を積もらせ続けていけるわけでもないのだろう。
時に相手を思いやっての我慢ですら、亀裂の火種ともなり得ることもあるのだ。
例えば苦手な料理を傷つけまいと平気なふりをした結果、後日苦手な事がバレた時に何故最初に言ってくれなかったのかと言うよな一悶着が起こる事もあるのである。
故に意思疎通の機会は大事なのだ。その機会が得られなければ悪い意味で大事となり兼ねない。
纏めると修羅場や社会生活の中では駆け引きは重要であるも多いので軽々に判断できないものの、少なくともプライベートにおいては、極力は駆け引きをしたくないなという感想を抱いてしまったなというお話です。
(近しい人とプライベートでは駆け引きしなくていいように普段から意思疎通を心掛けれたら理想なのだけれど理想はあくまでりそうなのかもしれないなと感じるところでもある)