2016~2017年の赤ちゃんの名前の人気ネームが発表されましたので、
心思う事を綴り綴り…
月間400万アクセスの『赤ちゃん名づけ実績No.1/無料 赤ちゃん名づけ』というサイト(WEB版とアプリ版があります)のアクセス数ランキングによると、
・2016年2月〜2017年1月にアクセス数の多かった女の子の名前をランキング!!
1位 心陽 こはる など
2位 心桜 こころ など
3位 和楓 ほのか など
4位 唯愛 ゆいな など
5位 紬 つむぎ など・2016年4月〜2017年3月にアクセス数の多かった男の子の名前をランキング!!
1位 柊希 しゅうき など
2位 凰 おう など
3位 颯 かける など
4位 陽翔 はると など
5位 大翔 だいと など・2015年11月〜2016年10月末にアクセス数の多かった名前をランキング!!
(男の子/女の子)
1位 陽 愛
2位 駿 恵
3位 大樹 凛
4位 悠斗 心桜
5位 颯 文子【参考文献 赤ちゃん名づけ】・「2016〜2017年 女の子の名前ランキング」・「2016〜2017年 男の子の名前ランキング」・「2016年 赤ちゃん名づけ男女年間トレンド」
※6位以降や詳細等は、【赤ちゃん名づけ】ホームページにてご確認下さい。
男の子の1位は「柊」(ひいらぎ)に「希」(まれ・こいねがう)で「しゅうき」。
女の子の1位は「心」(こころ・きよ・むね等)に「陽」(ひ・あき・はる等)で「こはる」。
どちらも初見で読むには合っているのか躊躇してしまいそうなものの、読めなくはないですかね。
この一年でグーンと飛躍した漢字「柊」。「柊」ブーム?なのかもしれませんね。
「柊」は日本の植物(セイヨウヒイラギ等もありますが…)かつ漢字で「木」と「冬」と書かれるように花期は秋(11-12月頃)となります。
また、葉の縁にトゲがあるのが特徴で花言葉は「用心深さ」や「先見の明」などと呼ばれていたりします。
その花は白くて小さくてカワ(・∀・)イイ!!まるで「BABY」のようだ。
(という比喩は、若干以上に引かれてしまうだろうか)
やってしまったものは、仕方ないので恥を晒し置くとしまして、
ネーミング(名づけ)において「やってしまったな」と後悔に至らないために気をつけたいところを少々もとい長々としていきましょう。
近年、当て字が増えているものの、その子どもたちが大人になると読みやすい漢字がトレンドなるのかもしれないし、その逆なのかもしれない。
当て字による苦労をした事によって、我が子にはそういう思いをさせたくない層が増えるかもしれません。
一方、当て字で良かったと感じてる人が多ければ更に増えていくのかもしれませんね。
読みやすく書きやすい名前の方が、学校や会社や試験で当たり障りないため弊害が少ないのですけれど、
読める漢字だからトラブルがないかと言うとそうでもありません。
とある卒業式に、名前を読み上げていくわけですが何を思ったのか、ガッツリと音読みで名前を呼ばれた事がありますね。
爆笑の渦です。
なんで音読み?って指摘しましたけれど、赤面を誤魔化せる事もなく笑い者になりました。
それはトラウマと言うほどの事でもないですが、読まれやすい名前、間違われない名前の方が良いんだろなと感じた機会の1つではあります。
人と接する度に、その都度、こう読むんですという説明をするのも一苦労ですからね。
(姓でもその手のやり取りは良く見受けられる事を考えると、名まで説明しなくてはいけない当て字フルネームの当事者は大変なのかもしれませんね)
特に、
・電話対応の時などは伝わりにくい
・試験の時に画数が多い
・呼ばれる時に間違われる
というように積み重なるとストレスにもなり得るため、名付けられる側の視点としては、「それなりに読める名前にしてよ」という意見も一定数存在します。
子に対し、期待や想いを込めるのは親心としては、自然な事のようにも感じますが、
ニックネームと本名は違う!(ニックネームは軽々と変更できるが、本名はそうもいかない)
変更しにくい名前に過度な期待をされてしまうと辛いかもしれませんね。
例えば、
子どもに楽器の名前をつけて、その楽器を習わせたとすると、
その楽器が好きで自分の名前も好きならば素敵ですが、楽器の名前付いてるのに思うように上達しない事をコンプレックスに感じて辞めてしまえば楽器に苦手意識を持つ事でしょう。
そして、その楽器名がずっと自分の名前なのですから忘れてしまいたい苦手意識を色濃く残してしまい兼ねません。
(コンプレックスが名前にチラつく事を思うと辛いものです、苗字が絡む冷やかしネームですら子どもの頃はコンプレックスでしたので名では更にトラウマになるのではなかろうか)
子どもだって失敗します。ですので、名前に失敗が許されないような過度な期待を込められたら重く感じたりもします。
子どもだって子どもの境遇があります。そのため、いじられやすい名前であれば集団に馴染みにくいなど自分の名前がコンプレックスで自分が嫌い、家族が嫌い、虐めてくる人も嫌いと言うように幼くして過度のストレスを溜め込む可能性も無くはありません。
名付けるのは親の判断ですが、名付けられた側の自分の名前に対する満足感というのも大事なのかもしれませんね。
(名付ける前に子どもに同意を得れるわけでもないですし、簡単に名前を変えれるわけでもないため正解という正解があるわけでもありませんが)
あくまで例えですが、
子が名前でのストレスを過度に感じるならば、一種の虐待なのかもしれません。
さらに、家庭に不和が生じてしまうのであれば同時に自虐とも言えるのかもしれませんね。
例えば、ドラマや漫画で悪役の名前というだけで冷やかされる事も無くはないです。
(悪役あっての主役なので悪役が悪いわけじゃないのですが、子どもの頃はヒーローに憧れやすい傾向があるの純粋無垢な影響か、悪役を悪者として判断するからなのか、敵視しやすいのかもしれません。)
無論、冷やかす側のモラルの問題なのですが、大人であれば回避する事も子ども時は、自分と違うところが目立つだけで輪から外れてします事も往々にしてあるものです。
それを冷やかされる側だけの立場から見れば、冷やかされる材料も冷やかす人も嫌な事には変わりないのです。
それらを軽く流せるくらいに成長できればいいですが、幼い時の冷やかされたあだ名というのは、それなりに大人になっても引きずったりする程、不快なものだったりもします。
それだけ幼少期にとっての自分の名前というのは自尊心や自己愛や自己肯定感に強く影響しているということなのでしょう。
そういう事をいろいろ考えると、名付けるというのもそれなりに子どもの立場を考えてのネーミングが求められるのだろうなとシミジミとするところ。
ただ、子ども為を思い、読みやすく、分かりやすく、いじられにくいであろう名前を付けたからと言っても、それが子ども自身に気に入ってもらえるとは限らないという一定のリスクはあります。
それでも、自分の名前に対して前向きな明るいイメージや親なりの子どもへの愛情がこもっているならば、
「貴方の名前はこういう意味を込めて名付けたんだよ?」と教えられた際に、一生の思い出になったりもするものなので素敵な思いを贈って欲しいものですね。
(流行ってたゲームから取ったとか言われたらショックだもの…)
とは言っても当て字自体が悪いわけでもありませんし、子どもが受け入れているのであればそれが何よりです。
名付けるというのは、子にとって命の次に親から貰う贈り物でもある事を思うと、「柊」の花言葉である「先見の明」を踏まえた愛情を贈れると素敵なのかもしれませんね。
と言うお話でした。