「人でもなく、物でもなく、足もない、それなのにひとりで歩いていってしまうものってなーんだ?」というナゾナゾについて綴り綴り…
「なぞなぞ」という子テーマ
「足が無いのに」
って
「足長いのに」
と発音がそっくりで混乱してしまうなぁ。
という余談は投げ捨てておくには惜しいところではあるが、
なぞなぞの答えは「言葉の独り歩き」に違いない!
さて、言葉に足は無くとも揚げ足という立派な足ならあるんだぜ!と馬鹿綴ってないで本テーマに移っていこう。
「言葉のひとり歩き」という本テーマ
言葉の独り歩きとは、言葉が本来持つ意味が、異なった意味で捉えられていく様と言えばいいだろうか。
例)
ヤバイ:危機を伴う(あるいは予測される)状況
が
ヤバイ:凄い、イケてる、美味い、等
というような意味合いで使われているようなもの。
それを誤見と捉えるか、現代語と捉えるかによって賛否両論挙がるところではある。
また似たような事を挙げれば、諺(ことわざ)もそうである。
(諺の意味も本来の意味とは全く違う伝わり方をしているものや、真逆に捉えられているものも多い)
ただ、それを現代語と思うならば、プライベートでは特に支障があるわけでもない。
少々(あるいは少々以上)、他者に突っ込まれるくらいである。
言葉の独り歩きではないが、意味を省略した際に言葉の袋叩きにあった事がある。
言葉の独り歩きならぬ言葉の袋叩き
昔、気温が高く暑苦しい事を「あつい」という感覚で、風が涼しい事を「すずい」と発言した際の事である。
「そんな言葉ないよ」「すずしい」「馬鹿なの?」と散々指摘された経験がある。
勿論、「涼しい」の読み方を知らないわけでも意味を知らないわけでもない。
が、使う度に何度も指摘され続けた。
(公園にて鬼ごっこではなく、言い続ける側と指摘し続ける側のイタチごっこを1対3でしたものだ、否定され尽くしたものだ)
虐めではなかったものの、1人対3人の討論会では割と惨めな立場にはなるものだ。
あのイタチごっこは「揚げ足取られる言葉を使うと説明も必要となる上に否定されるものなんだな」を知るいい機会だったろうか。
通じにくい言葉は詳略となる
先ほどのイタチごっこも他者に通じない(あるいは反論される)省略をすると省略どころか詳略となったように、
通じにくい言葉(あるいは反論されやすい言葉)には詳略が付き物である。
(詳略なんて聞いたことないよ!というツッコミが聞こえてきそうだ)
造語をチラホラ使っている身としては、熟語辞書にあろうがなかろうがイメージできれば然程問題があるわけではないのですが、
詳略という言葉に関しては、しっかりと有ります。
中国語に!
日本語における詳述、詳細という意味合いに当たります。
と、
まさしく今の状況が伝わりにくい言葉を使うと手間が増えてしまうという典型と言える。
それは一体、省いた何倍の労力なのだろう…
そう思うと省エネなコミュニケーションをしたい人は、伝わりやすく語弊がない言葉を選択する方がストレスフルにならずに済むように感じます。(地道は近道のようなものですかね)
勿論、言葉の独り歩きにおいても語弊であると認識している人には通じない事が多く、言い争うとストレスフルである事には違いない。
<締め>
細かい事を綴り出すと、独り歩きするというよりは独り歩きさせた人がいると指摘したいところですが、
「人でもなく、物でもなく、足もない、それなのにひとりで歩いていってしまうものってなーんだ?」という謎謎には「言葉」が第一候補に挙がる!というお話
と
伝わりにくい言葉を使うと手間が増えたよというお話でした。
締めの締めに謎かけ
「三度の飯より謎かけ」と呼べるほど得意でもないですが、
「最後の締めに謎かけ」というのも有りだろうという事で試みてみましょう。
その心は、
双方とも「つれない」
(連れ無い、釣れ無い)